さかなの瞼

diary of chapter6

航空機事故の度に思う「JAM」への違和感

イエモンTHE YELLOW MONKEY)の1990年代の曲に「JAM」という曲がある。個人的に彼らの当時の曲はどれも好きだったのだけど、この曲(JAM)だけ違和感が残った。

外国で飛行機が落ちました ニュースキャスターは嬉しそうに「乗客に日本人はいませんでした。いませんでした。いませんでした…」

↑は終盤の歌詞だが、ここで使われる”嬉しそうに”というのは少し誇張していると思うのです。事実として事故を嬉しそうに話すキャスターは居ない(日本人の安否は伝えるものの嬉しそうに…というのは違う)。きっと世の中の理不尽な事を歌いたかったのかもしれないが、やりすぎな表現に思えるのです。

丁度先日テレビ朝日の深夜番組「しくじり先生 俺みたいになるな!!」で、当時「それが大事」が大ヒットした(元)大事MANブラザーズバンドの立川氏が言っていたが、ミリオンヒットするには若年層に受けること。また高齢に伴いCDの購入が減るのは、人生経験が歌詞を越えてくるから、つまり大人は(安直な)歌詞に共感できなくなる。みたいなことを述べていた。なかなかわかっているな…と思った。

JAMもまさにそれだ。セールスとしては成功しているけど、裏を返せば若年層、中高生に共感してもらえた…というだけで、そこに深い何か?はないような気がする。

↓とても素敵な曲なんだけど、あそこだけが惜しいなぁ…苦笑


YELLOW MONKEY-JAM 1996 - YouTube