さかなの瞼

diary of chapter6

映画「マイ・インターン」とブルックリン

今やブルックリンはオシャレの代名詞でもありますが、そんなブルックリンが舞台の今作。先日地上波で初めて放映されていたのでtv鑑賞。ちなみにこれは公開当初から気になっていた作品でした。

マイ・インターン(字幕版)

マイ・インターン(字幕版)

 

結論としては気楽に楽しめる良作ですね。今風のオシャレがちゃんとあって、ストーリーも至ってシンプル。集中して眉間にしわを寄せて見るまでもなく、だからといって中身が薄っぺらいわけでもなく、それなりに気づきを得られたりもして、病んだ精神には?丁度よいというか心地よいのです。見終わったら少しは働くことに前向きになれる気もしたりしなかったり。デニーロやアンハサウェイといった(日本人好み?)キャスティングの妙はもちろんだし、数年前の作品なのだけど、働き方改革とか女性活躍とか高齢化対策とか、なかなか進まない我が国においては古さは全く感じさせず、この先も当面の間は新鮮に感じることができる内容ではないかと思います(苦笑)

特に序盤から中盤までは本当によくできているというか、現役を退いて独り身の切なさにみる高齢化社会だったり、新たなビジネスで成功を掴んだ女性社長を取り巻く環境であったり、流行りのブルックリンを舞台にクラシックとモダンが相乗効果を生んでいく様がなかなか軽快に描かれています。ただアンハサウェイ演じる女性社長がメールの誤送信で失態してしまうあたりから「?」な感じになってきて…もう少し違った展開、演出ができたのでは?とか思っちゃいました。そうゆう意味では序盤で獲得した高評価が終盤に向けてマイナスになっていくので、鑑賞後は多少消化不良気味ではありますが、まぁでも総合的には「見てよかった」作品ということで問題なしです。